【そろばん塾で脳を鍛える】
そろばんは珠を使う計算機で、数字や記号のボタンを押して計算させる新型とは違い、もっと自分の頭脳を使いながら操作するマシーンです。
入力すれば勝手に計算してくれるのではないため脳が活性化されますし、子供の習い事にもふさわしいと塾に通わせる親も多いです。
そろばんを使うことで頭の活動もよくなり、学校での成績も飛躍的にアップすることが期待できるなど、この道具を使う以外のことでも良い影響があります。
人間が簡単な計算を頭の中でする場合、主に頭頂葉と前頭葉を使います。単純な暗算では左脳がメインで仕事をします。
難しい問題を解こうとする場合は左脳だけでなく右脳もヘルプに入りますが、それは本当に難問なのでめったに遭遇しないでしょう。
ですがそろばん使用時には簡単な問題でも左脳も右脳も活発に活動するのです。
つまり楽して脳を鍛えることができるので、幼い頃から習い事をさせるのなら学習塾にも負けない効果を得られるそろばんが好まれます。
勉強すればするほど、脳を使えば使うほど明晰な頭脳になっていくので、公文より役に立つという経験者も多数います。
スポーツも脳みそも使えば発達するのですが、左脳と右脳を同時に刺激するほうがその速度も速いことはこれまでの研究で明らかになっていますし、
手先も器用になりそうなので将来きっと活かされる経験になるでしょう。
右手でそろばんの珠を操作するときには左脳の運動関連領野や体性感覚関連領野がものすごく活動をしています。
さらに前頭前皮質と後部頭頂皮質もそれに呼応するかのように活発になります。
それほど難易度の高くない３桁程度の演算でもそこそこ活発になりますが、もっと複雑な５桁の演算ならさらに多くの脳領域を使用するので、
脳みそも鍛えられて賢い子供になりやすくなるようです。
【子どもは吸収が早い】
少年の頃から外を走り回っていれば丈夫な身体になるように、常に頭脳を酢激して育てれば頭の回転も速くなるのは必然です。
大人になってからそろばんを始める方の成長速度よりも、小さなうちから習い事で学ばせたほうが覚えも早いのはどんな学習にも共通することで、
吸収する速度が段違いということもありますがなにより頭が柔らかいのが子供です。
前頭連合野と頭頂連合野はだいたい６歳から１０歳の間に大きく成長しますので、この時期に頭脳を鍛えるそろばんを習わせるのがもっとも効果的でしょう。
習字やピアノといった習い事にももちろんメリットはありますし、バレエスクールや水泳教室で身体を鍛錬するのだって重要なことでしょう。
なのでどれか１つだけを学ばせるのならとっても迷ってしまいますが、候補の中で上位に入って欲しいのがそろばんです。
脳を鍛えられるので学習塾ほどではないにしても頭はよくなり学校の成績が上がることに期待できますし、その効果はどの科目にも発揮させられます。
学習塾で国語を習うだけなら、そろばんの珠を弾いて理科や物理、化学など複数の成績を上げることに挑んだほうが効率的とも言えます。
計算することがメインになるので数字にも強くなれますし、算数の成績も鰻上りになるチャンスもおおいにありそうです。
そろばんの経験者は暗算が得意になれますので、簡単な算数の問題なら即答する実力も容易に身に付きます。
また資格もあるので取得を目標にすればより貪欲に子供でも取り組めるでしょう。
なんとなく頭の回転がよくなった気がする、というだけよりも目に見える珠算の資格のほうが目標としては適切かもしれません。
検定の合格を条件にしてご褒美を用意してやる気にさせるのも大人のテクニックですし、子供の習い事としてそろばんは安定した人気がありそうです。